ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

 第十五回 ”元の木阿弥”

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 知っているようで、よく意味のわからない言葉を、あえてネットを叩かずに広辞苑で調べるコーナー、「使えない無駄知識」。


 先日新聞を読んでいたら「元の木阿弥」という言葉がでてきた。意味はなんとなくわかるものの、木阿弥が何だかわからないので調べてみた。


 広辞苑(第六版)、2792ページによると、”元の木阿弥 ”とは以下のとおり。

【元の木阿弥】

(戦国時代、筒井順昭が病死したとき、声の似ていた盲人木阿弥を順昭が病気で寝ているようにみせかけ、嗣子順慶が長ずるに及んで初めて順昭の死を公にし、木阿弥はもとの市人となったという故事から)いったん良い状態になったものが、再びもとのつまらないさまにかえること。苦心や努力も水泡に帰して、もとの状態に戻ってしまうこと。

 筒井順慶についても記述があったので載せておこう。

筒井順慶

①戦国末期の武将。大和生駒郡筒井城主。1571年(元亀2)松永久秀織田信長にそむいた時、明智光秀と共に久秀を攻め、郡山城に拠って大和全国を支配した。82年(天正10)本能寺の変ののち、一時光秀にくみしたが、形勢の変化に態度を変え、山崎の合戦では豊臣秀吉に通じた。

②転じて、二心ある者、二股者の俗称。