ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

 第二十回 ”鐚(びた)”

 知っているようで、よく意味のわからない言葉を、あえてネットを叩かずに広辞苑で調べるコーナー、「使えない無駄知識」。

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 ”びた一文”の「びた」が何のことだかわからないので、調べてみた。広辞苑(第六版)で引いてみると以下のとおりだった。

びた【鐚】
鐚銭(びたせん)の略


びたせん【鐚銭】
(日本では「鐚」は悪い金の意)粗悪な銭。室町時代から江戸初期にかけて、永楽銭以外の銭。また、一文銭の寛永鉄銭の称。びた。→京銭(きんせん)


びたいちもん【鐚一文】
(鐚銭一文の意)きわめてわずかのぜに。


きんせん【京銭】
中世末から近世初頭に通用した銭貨の一種。明代に南京付近で通用した私鋳銭が輸入され、南京銭と称されたものの略称といわれる。悪銭として嫌われ、近世に入っては鐚銭と同様に使用された。きょうせん。


 粗悪な金だから、金へんに悪と書いて、「鐚」だったのね。今日も勉強になりました。