ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

トランスナショナル カレッジ オブ レックス編 「量子力学の冒険」

量子力学の冒険

量子力学の冒険

トランスナショナル カレッジ オブ レックス編 「量子力学の冒険」

第四話 <L.V.de Broglie E.Schrodinger> 「新しい描像」メモ


アインシュタイン 光:波⇒粒
・ド・ブロイ    光:粒⇒波


・ド・ブロイはアインシュタインの光量子仮説、

   E=hν と p=h/λ


が電子についても成り立つと考えた。


・電子のエネルギーがEで、運動量がpであることは、同時に電子が振動数がνで波長がλ
の「波である」


・波長λの波がn回うねるとき、その波全体の長さはnλ、それが円周の長さに等しいので

   2πr=nλ


 p=h/λより、

   2πr=n(h/p)


   2πrp=nh


 rp=M(角速度)なので

   2πM=nh


   M=hn/(2π)


⇒ボーアの量子条件が導かれる

・原子の中では電子の角運動量が「整数倍のとびとびになる」事が、電子を「波」と
考えることで導き出される。


波動力学をつくる

・運動量pの変化は「F=mq''」で与えられる。

・波長λの変化を与える法則をF=mq''からつくる


ニュートン運動方程式F=mq''の両辺を積分する

   E=p^2/(2m)+V


  E:エネルギー
  p:運動量
  m:粒の質量
  V:位置エネルギー


   E−V=p^2/(2m)


   p=√(2m(E−V))


 位置エネルギーV  大  小
 運動量p        小  大  


・p=√(2m(E−V))のpとEをE=hνとp=h/λで置き換える。

   h/λ=√(2m(hν−V))


   λ=h/√(2m(hν−V))


・質量mと位置エネルギーVをE=hνとp=h/λにならって置き換える。

   m=hɱ、 V=hɎ


   λ=h/√(2hɱ(hν−hɎ))


   λ=1/√(2ɱ(ν−Ɏ))


・どんな波でも波の形そのものが求められる式(波動方程式

   ∇^2ψ+(2πν/u)^2 ψ=0


  ∇^2:2階の微分作用素

  ψ :波の形を表したもの。ある時間、ある位置で「波の高さ」がどのくらいかを表す。

  π :円周率

  ν :振動数

  u :波の速さ(位相速度)

 
     「位相速度」u=「波長」λ×「1秒間に波がうねる回数」ν

・この式を解いて波動関数ψを求めれば「波の形」がわかる


・電子の波の場合の位相速度uは

   u=λν

    =ν/√(2ɱ(ν−Ɏ))


・「電子の波動方程式」は、波動方程式のなかのuに電子の位相速度を入れればよい

   ∇^2ψ+(2πν/u)^2 ψ=0


   u=ν/√(2ɱ(ν−Ɏ))


・電子の波動方程式を作る

   ∇^2ψ+(2πν/ν/√(2ɱ(ν−Ɏ)))^2 ψ=0


   ∇^2ψ+(2π√(2ɱ(ν−Ɏ)))^2 ψ=0


   ∇^2ψ+8π^2 ɱ(ν−Ɏ)ψ=0


・∂ψ/∂t=−i2πνψを使って複雑電子の波ψを一度に導き出す方程式をつくる。


   ∇^2ψ+8π^2 ɱ(ν−Ɏ)ψ=0・・・(1)


   ∂ψ/∂t=−i2πνψ    ・・・(2)


 (2)式より

   νψ=(−1/2πi)∂ψ/∂t


     =(i^2/2πi)∂ψ/∂t


     =(i/2π)∂ψ/∂t


 (1)式へ代入する

   ∇^2ψ+8π^2 ɱ(ν−Ɏ)ψ=0


   ∇^2ψ+8π^2 ɱνψ−8π^2 ɱɎψ=0


   ∇^2ψ+8π^2 ɱ(i/2π)∂ψ/∂t−8π^2 ɱɎψ=0


   ∇^2ψ+4πi ɱ∂ψ/∂t−8π^2 ɱɎψ=0


・式の中からνを消し、複雑な電子の波の形を一度に導き出す方程式が完成した。