ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理Ⅲ 電磁気学

ファインマン物理学〈3〉電磁気学

ファインマン物理学〈3〉電磁気学

第3章 ベクトルの積分 メモ

3-1 ベクトルの積分;∇φの線積分

・場の量の変化がgradであるため、変化の率を積分すれば変化の総量を得る
スカラー場φ(x、y、z)があるとし、二つの任意の点(1)と(2)で関数φは
 それぞれφ(1)、φ(2)になるとする
・(2)は点(x2、y2、z2)を表しφ(2)はφ(x2、y2、z2)と同じ
・(1)と(2)を結ぶ曲線をΓとすると

 定理1:   φ(2)−φ(1)=∫[(1)→(2)](∇φ)・ds~    (3.1)


 一つのベクトル∇φと、曲線Γの微小の線素ds~((1)から(2)へ向かう方向の)
 とのスカラー積を曲線Γにそって(1)から(2)へとった線積分


3-2 ベクトル場の流速

・ある面を通って流れる総熱量を求めるには、すべての面素からの寄与を集めれば
よい

   Sを通って外向きに流れる熱量=∫[s]h~・n~da   (3.11)


 この面積分を”面を通るh~の流速”と名付ける。


・電場の場合に一般化し、流速という言葉をベクトルの”法線成分の面積分”に
拡張する

   面Sを通るE~の流速=∫[s]E~・n~da    (3.12)


・熱量が保存されるならば、

   ∫[s]h~・n~da=−dQ/dt    (3.13)


 Qは内部の熱量であり、Sを通り流れ出る熱の流速は、Sの内部の全熱量の時間
に関する変化率のマイナスに等しい。


3-3 立方体からの流速;ガウスの定理

・無限小の立方体について

  ∫[立方体]C~・n~da=(∂Cx/∂x+∂Cy/∂y+∂Cz/∂z)?x?y?z

             =(∇・C)?V     (3.17)


・無限小の立方体の面から出る流速は、ベクトルのdivに体積をかけたものに
等しい

・点Pにおけるベクトルのdivとは、Pの近傍における、単位体積あたりの流速―
Cの外向きの”流れ”である。


ガウスの定理

   ∫[S]C~・n~da=∫[V]∇・C~dV    (3.18)

  ここにSは任意の閉曲面、Vはその内部