
- 作者: ファインマン,レイトン,サンズ,戸田盛和
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: 単行本
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第6章 場のエネルギーと運動量 メモ
6-1 局所的保存則
・エネルギー保存の理論は光、あるいは電磁場に関するエネルギーを考えなければ
不完全。・エネルギーと運動量とは、一つの4元ベクトルの異なる面を表すもの
・ある領域からエネルギーが出て行くときは、それはその領域の境界面を通して
流れ出る。
・電流密度j~と電荷密度ρ
∇・j~=−∂ρ/∂t (6.1)
電荷は全体として増えることも減ることもなく、世界中の全電荷は常に一定。
・相対論において、全世界的な保存法則は成立しない。
たがいに離れた点の同時の瞬間という概念は座標系により異なる。
保存法則を局所的にする以外に方法がない。・エネルギー保存も局所的な過程。
6-2 エネルギー保存と電磁気
・場のエネルギー流をベクトルS~で表す。
・場のエネルギーの保存則
−∂/∂t∫[v]udV=∫[Σ]S~・n~da+∫[V]E~・j~dV (6.4)
・電磁場のエネルギー方程式
−∂u/∂t=∇・S~+E~・j~ (6.5)
6-3 電磁場におけるエネルギー密度とエネルギー流
S~=ε0c^2E~×B~ (6.15)
・S~は場のエネルギーが空間内で移動する速さを与える。
小さな面積daを通して1秒間に流れるエネルギーはS~・n~da。
ここにn~はdaに垂直な単位ベクトル。