
- 作者: ファインマン,レイトン,サンズ,戸田盛和
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: 単行本
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第10章 テンソル メモ
10-1 分極率テンソル
・電場E~がx、y、z成分をもつ場合、分極P~は
Px=αxxEx+αxyEy+αxzEz
Py=αyxEx+αyyEy+αyzEz (10.4)
Pz=αzxEx+αzyEy+αzzEz
となる。
・結晶の誘電的性質は9個の量で完全に規定できる(αxx,αxy,αxz,・・・)。
・αijを使えば、Px、Py、Pzがわかり、全分極P~が与えられる。
10-2 テンソル成分の変換
・別の座標系x’、y’、Z’に移れば、ベクトルの成分Ex’、Ey’、Ez’は
全く別のものになる。同様にP~の成分も変わり、係数αijのすべては座標系により
異なる。
・分極テンソルの9個の成分αijは、座標系を変えるとあるきまった方法で変換
される。Pi=Σ(j)αijEj (10.5)