ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理学Ⅳ 電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

第10章 テンソル メモ

10-1 分極率テンソル

・電場E~がx、y、z成分をもつ場合、分極P~は

   Px=αxxEx+αxyEy+αxzEz

   Py=αyxEx+αyyEy+αyzEz    (10.4)

   Pz=αzxEx+αzyEy+αzzEz


 となる。

・結晶の誘電的性質は9個の量で完全に規定できる(αxx,αxy,αxz,・・・)。

・αijを使えば、Px、Py、Pzがわかり、全分極P~が与えられる。


10-2 テンソル成分の変換

・別の座標系x’、y’、Z’に移れば、ベクトルの成分Ex’、Ey’、Ez’は
全く別のものになる。同様にP~の成分も変わり、係数αijのすべては座標系により
異なる。


・分極テンソルの9個の成分αijは、座標系を変えるとあるきまった方法で変換
される。

   Pi=Σ(j)αijEj      (10.5)