ジェレミー・シーゲル 「株式投資の未来」メモ
- 作者: ジェレミー・シーゲル,瑞穂のりこ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: 単行本
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第1部 「成長の罠」を暴く
第4章 成長すなわちリターンにあらず 成長セクター投資に潜む罠
・セクター投資戦略:業界を単位とする投資アプローチ
・成長率が高い業界ほど高いリターンをもたらすことはない。
・長期投資家にとり、なるべく成長率の高いセクターを求める戦略は間違い。
・企業の時価総額の推移と、投資家が手にするリターンの推移は逆の方向に向かう。
・新興企業は、どのセクターでも投資家に過大評価される。
・ハイテク企業は、かなりの増益率を達成してきた。
・投資家は、もっと高い期待を株価に織り込む。
→投資家が手にするリターンは期待はずれとなる。
・生活必需品セクターのリターンは、安定性が高い。
・生活必需品:食品、飲料、タバコ、石鹸、バス・トイレ用品、日用雑貨など
・創造的破壊の原則が投資家の役に立ったのは、このセクターだけ。
・シェアの増減とリターンの間には、ゆるい相関関係しかない。
・各セクターのリターンの変動を、シェアの増減から説明できる部分は1/3に満たない。
・残りの2/3は、バリュエーション、配当再投資、新規採用といった別の要因に起因する。