独立型小電力ソーラー発電システムを作ろう
<第十九回> -2月の発電量測定-
概要
思い付きで小電力のソーラー発電システムを作ることにして、システムが完成して運用を開始し、2020年8月より発電電力の測定を開始した。
1.第十九回の目的
2021年2月1日~2月28日までのデータが取得できたので、結果をまとめる。
2.2月の発電電力測定結果
・HIOKI製のデータロガーを使い、ソーラーパネルの電圧と電流のログを取得した。(詳細は第十二回・第十三回に記載)
・2月1日から28日まで、28日間分を取得した。
・表18-1にソーラーパネルの発電電力と、同期間中の使用電力を示す。
表18-1 2/1~2/28のソーラーパネルの発電電力と、同期間中の使用電力
ソーラーパネル発電電力 | 使用電力 | ||
瞬時電力(W) | 13.0 | 瞬時電力(W) | 17.0 |
発電時間(h) | 277 | 使用時間(h) | 100 |
総発電電力量(kWh) | 3.60 | 使用電力量(kWh) | 1.7 |
一日平均発電電力量(Wh) | 129 | 一日平均使用電力量(Wh) | 60.8 |
・1月の一日当たりの平均の発電電力量は130Wh程度となった。
・使用電力量と発電電力量からシステム全体の効率を求めると、
1.7 / 3.60 = 0.47= 47%
となり、先月と同程度で効率が悪かった。
・図18-1に2月のソーラーパネルの日々の発電電力量と日照時間の関係を示す。
(日照時間のデータは、気象庁のHPから該当期間の長野市の日照時間をダウンロードしたもの)
図18-1 ソーラーパネルの日々の発電電力と日照時間の関係
・2月1日~2月28日までの日々の発電特性を載せておく。
・上段が発電電力、下段が電圧と電流を示す。
3.次回の課題
・引き続き、電力測定を行う。