今井むつみ 秋田 善美 著 「言語の本質」メモ
言語の本質を読み終えた。
ことばの意味を本当に理解するためには、まるごとの対象について身体的な経験を持つ必要があり、ことばの意味を理解するには、最初のことばの一群が身体に接地していなければならないとのことだ。
身体をもたない人口知能が、言葉を本当の意味で理解できるかどうかは、「記号接地問題」として扱われてきたようだ。
日本語には、聴覚・触覚・視覚などの身体感覚に根差した言語の一種であるオノマトペ(ニャー、ザラザラ、ウネウネ、ドキドキなど)がたくさんあるようだ。
オノマトペは身体とつながった言語であるため、言語が身体に接地するための手助けになっているとのことだ。
最終章で言語の本質について述べられていたけれど、いろいろなことがごちゃごちゃ書かれていて、結局のところどうなんだい?ってぇのがよく分からんかった。
僭越ながら、ぽんこつおやぢが理解した限りでは、言語の本質とは「話者の身体および文化的背景に根差し、常に変化しながら自己成長する、情報伝達のための抽象的なシステム」だす。
20文字でまとめると、「言語とは話者依存の抽象的情報伝達システム」。
今井むつみ 秋田 善美 著
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