- アーティスト: ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1994/05/11
- メディア: CD
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the brand new heavies 3枚目のアルバム。アシッド・ジャズの
ムーブメントの最盛期はとっくに過ぎ去ってしまったのかもしれないが、
ブラン・ニュー・ヘヴィーズやインコグニートは今でも好きだ。
アシッド・ジャズは、ジャズとファンクのおいしいとこを取り出して
そこに歌がのっている、と表現してよいのかどうかわからないが、
単純にいってしまえば、かっこいいから好きだ。
1曲目「have a good time」は、ファンキーなリズム、ジャジーな
サックスとエンディア・ダベンポートの歌声にのせて、アルバムの
幕開けを宣言しているよう。
3曲目「dream on dreamer」は大好きな曲。さびのメロディーとバック
のストリングス・アレンジがいい感じ。4曲目「midnght at the oasis」
はラテンのリズムで、軽やかに弾むような感じの曲。なんとなくインコ
グニートの曲に近い感じもする。
5曲目「back to back」では、エンディアとジャンがデュエットして
いる。6曲目「ten ton take」はインスト曲。サックス、トランペット、
トロンボーンのホーンセクションがかっこいい。
8曲目「spend some time」は私好みの曲。この曲でも効果的にストリ
ングスが用いられ、ちょっと悲しげなメロディーとよく合っている。
9曲目「keep together」も好きな曲。10曲目「snake hips」はインスト。
リズム隊とギターのカッティング、ホーンが一体となってグルーブを紡ぎ
出す。11曲「fake」はファンキーテイストな曲。12曲目「people giving
love」はもろにレゲエ調の曲。ゆったりした曲調で、アルバムにアクセント
を加える曲。
13曲目「worlds keep spinning」も好きな曲。ちょっとマイナー調の
メロディーのさびの背後にホーンが聴こえてきて、なんともいい。アルバム
最後の曲「day break」は曲調、歌詞ともにポジティブな曲。歌詞のとおり、
雨が上がり、雲が切れて太陽が顔をのぞかせてくる、晴れた空の下へ一歩を
踏み出す、そんな雰囲気の曲。
10年以上前のアルバムだけど、やっぱりいいな、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ。