ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

 アーロン・ネビル(Aaron Neville)

ゴスペル・ルーツ

ゴスペル・ルーツ


 本日紹介するアーロン・ネビルは、ファンクバンド、ネビルブラザーズ
リードボーカル。この人の声質は特徴的で、誰に似ているという表現
ができないが、基本的にはファルセットで歌っていると思われ、独特で
よい声だと思う。彼を知ったのは、ホイットニー・ヒューストン
ボディガード」のサントラでケニー・Gと共演していたから。
 ファンクバンドのボーカルではあるが、このCDはゴスペルアルバムな
ので、ごりごりのファンク色はなく、ファンクに馴染みのない方でも普通
に聞けると思う。ゴスペルというと、多人数のコーラス隊の分厚い声で
押しまくる感じを連想するが、本作は、アーロン・ネビルの声そのものを
聞かせる内容となっている。したがって、ゴスペル調のコーラスも、控え
めになっている。
 アヴェ・マリア、オー・ハッピー・デイ、アメインジング・グレイス
など、耳馴染みのある曲も収録されている。アヴェ・マリアは、以前、
確か日産ブルーバード・シルフィのコマーシャル・ソングに使われていた。
 アルバム・ジャケットの本人の写真は、刺青をいれたちょっとコワイ
感じのおじさんだが、歌声は非常に美しく、見た目とのギャップを感じて
しまう。寝る前のひと時、心をしずめたいときにお勧めのアルバムです。