ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

DIMENSION/Ninth Dimension

Ninth Dimension

Ninth Dimension


 DIMENSIONは、増崎孝司(g)、小野塚晃(kyd、prog)、勝田一樹(sax)の
3人で構成される。曲によってゲスト・アーティストを迎えている。2、4、6曲目
には昨日のブログでとりあげた青木智仁が参加している。


 1曲目「Lazy Dog」、2曲目「Head Games」は、ロック・スピリット
に溢れ、疾走感のある曲。むしゃくしゃしたときに車を運転しながら
聴くと危険きわまりない曲。「Lazy Dog」は勝田一樹のサックス、
「Head Games」は増崎孝司のギターがメインとなっている。この2曲は
とにかく気分爽快にさせてくれる。
 3曲目「One and Three」は前2曲とは曲調が変わり、R&Bテイストの
リズムの曲。4曲目「I is 9th」は再びテンポの速い曲で、増崎のギター
と青木のベースが絡み合い、そこに勝田のサックスが切れ込んでくる。
5曲目「Close to Your Heart」は、タイトルどおりのラブ・ソング。
ちょっと悲しげでロマンチックなサックスの音色が聴こえてくる。
 6曲目「Jazz Cigarette」も1,2曲目同様、疾走感のある曲。夕暮れ
のワインディングを車でとばしているような感じ。7曲目の「Don't
You Worry」はミディアム・テンポのR&B調のバラードといった感じで、
増崎のギターがメイン・ソロをとっている。8曲目「White of Blue」
もバラード調の曲。この曲では、他の曲のようにめいいっぱい弾き
まくる、吹きまくるのではなく、抑制の効いた演奏をしている。
 9曲目の「Brighter in Your Life」は、なぜかパット・メセニー
グループの”We Live Here”というアルバムの2曲目「And Then I Knew」
という曲とバック・アレンジがよく似ている。
 アルバム最後の曲は、「Yes or No?」という曲で、ベースに徳永暁人
ドラムスに黒瀬蛙一を迎えている。ここでもDIMENSION節とでもいうべき
サウンドが繰り広げられ、テンションを高めたままアルバムが終わる。
 気分がふさいだときに聴けば、元気をもらえるアルバム。