- 作者: ファインマン,宮島龍興
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/01/08
- メディア: 単行本
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第16章 誘導電流 メモ
15-1 モーターと発電機
・誘導作用:変化するものあるときに限り電気的作用が存在する
・電流が変化すると別の方に電流が誘起され、電気回路の近くで磁石が動くと電流が
起こる。
・動く電荷に作用する力v×B~は、磁場内にあるときの速度に比例する。
・針金の下で磁石をある方向に動かすのは、磁石の上で針金を反対方向に動かすのと
同じ結果になる。
・検流計に電流が流れるとき、針金にそって一つの向きに電子に作用する正味の
推進力がある。・積分された推進力を回路の起電力(emfと略す)とよぶ。
・emfを生ずる三つの場合
針金を動かす、針金の近くで磁石を動かす、近くの針金を流れる電流を変化させる。
・モーターと発電機は同等、エネルギー保存則と関係がある。
16-2 変圧器とインダクタンス
・一つのコイルの変化する電流が第二のコイルにemfを生じる。
・emfはコイルを貫く磁束の変化率に等しい。
・唯一個のコイルにも誘導作用があり、自己誘導とよぶ。
・コイルに変化する電流があると、回路には逆emfがある。
・逆emfは電流の変化に反対する方向に作用し、電流を一定に保とうとする。
・自己インダクタンスの中の電流は”慣性”をもつ。
16-3 誘導電流に働く力
・完全導体の板は電流を妨げる抵抗が無いため、うず電流が生じて反対の磁場を
つくるため磁束は入り込まない。