ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理学Ⅳ 電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

第13章 物質の磁性 メモ

13-1 反磁性常磁性

強磁性:鉄のように顕著な時期的な性質

・磁性には2種類ある
 反磁性体:磁場の強い領域から反撥される物質

 常磁性体:磁場の強い領域に引き寄せられる物質


・多くの物質では原子は永久磁気モーメントを持たない。
 各原子の中のすべての磁石は打消し合い全体としてのモーメントはゼロ。

・原子に誘起される磁気モーメントは磁場と反対の方向を向いていて、これが反磁性


・原子が固有の磁気モーメントを持つ物質は、誘起された磁気は磁場を強める方向に
働き、これが常磁性体。


常磁性体は一般に比較的弱く、向きを揃えて並ぼうとする力がその配列を乱そうと
する熱運動による力にくらべて小さい。
常磁性体は一般に温度に敏感

・通常の磁性体では、温度が低ければ低いほど効果は強い。

反磁性は、どちらかというと温度には無関係。


・磁気的な力は電気的な力に比して非常に弱く、常温においてこれらの磁石を永久的に
配列させることは不可能。

・鉄の中では上記のことがおきていて、鉄のそれぞれの原子の磁気モーメント間には
直接的な磁気相互作用によるものよりもはるかに大きな力が働く。
 直接的な磁気相互作用によるものの約1万倍の強さをもち、それが強磁性体の
モーメントの向きを揃えさせている。