- 作者: ファインマン,レイトン,サンズ,戸田盛和
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: 単行本
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第13章 物質の磁性 メモ
・強磁性:鉄のように顕著な時期的な性質
・磁性には2種類ある
反磁性体:磁場の強い領域から反撥される物質常磁性体:磁場の強い領域に引き寄せられる物質
・多くの物質では原子は永久磁気モーメントを持たない。
各原子の中のすべての磁石は打消し合い全体としてのモーメントはゼロ。・原子に誘起される磁気モーメントは磁場と反対の方向を向いていて、これが反磁性
・原子が固有の磁気モーメントを持つ物質は、誘起された磁気は磁場を強める方向に
働き、これが常磁性体。
・常磁性体は一般に比較的弱く、向きを揃えて並ぼうとする力がその配列を乱そうと
する熱運動による力にくらべて小さい。
⇒常磁性体は一般に温度に敏感・通常の磁性体では、温度が低ければ低いほど効果は強い。
・反磁性は、どちらかというと温度には無関係。
・磁気的な力は電気的な力に比して非常に弱く、常温においてこれらの磁石を永久的に
配列させることは不可能。・鉄の中では上記のことがおきていて、鉄のそれぞれの原子の磁気モーメント間には
直接的な磁気相互作用によるものよりもはるかに大きな力が働く。
直接的な磁気相互作用によるものの約1万倍の強さをもち、それが強磁性体の
モーメントの向きを揃えさせている。