ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

別府史之選手


 昨晩、TBS系の情熱大陸で、ヨーロッパのロードレースに参戦している別府史之
選手のドキュメントをやっていた。私は、ロードバイクに乗っているくせに、
あまりレースに関心がなく、別府選手のことも全然知らなかった。テレビの番宣CM
で放送を知り、番組を見た。


 別府選手は、ランス・アームストロングが在籍していた、ディスカバリーチャン
ネルという名門チームに所属しているそうだ。番組の最初のほうでは、練習風景を
撮影していた。まずは、アマチュア時代の仲間達と集団走行の練習を行い、その後
一人で山坂道を一番重いギアで、しかもほとんど息を乱さずに登っていた。仕上げに、
平坦路で車に先導されて限界速度を引き上げる練習をしていた。しかも、先導して
いる車の速度は時速80km!!。練習でもトータルで150kmほど走るそうだ。もう、スゲー、
とか、人間じゃねーといった感想しか出てこない。


 レースでは、監督の指示で、160kmもの距離を先頭で一人風を受けながら、集団を
ひっぱっていた。次のレースでは、サポート役ではないはずだったが、中盤で状況が
変わってしまい、チームメイトの風よけの役割を果たしていた。チームのためとは
いえ、自分の思う通りに走れないことに、本人としてもジレンマというか、複雑な
思いがあるようだった。


 ロードレースのことをろくに知らなかったので、この番組をとおして、少しだけ
でもその世界を垣間見ることができた。一回のレースの走行距離が250kmだとか、
年間走行距離が3万kmだとか、とんでもない世界だなと思った。ただ、なんで人間て
そこまでやっちゃうのかなあとも思う。
 ロードレースに限らず、自動車のF1とかラリーのWRC、その他のスポーツも、土俵は
違うが、極限までつきつめていくところは、同じ気がする。競い合って互いに上を
目指すことが楽しいから、好きだから、ということになるのかな。