ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理Ⅰ 力学

 今日で力学をひととおり読み終わった。全部理解なんかできなかったけど、面白かった。次は「光 熱 波動」へ進むとしよう。

ファインマン物理学〈1〉力学

ファインマン物理学〈1〉力学

第25章 線型の系とまとめ

25-1 線型微分方程式

・変数xの代わりにx+yを代入すると、xとyに関する同じ演算の和が得られ、
xにaをかけると同じ組み合わせをa倍したものが得られる

   md^2x/dt^2+γmdx/dt+mω0^2x=F(t)


   L_(x+y)=md^2(x+y)/dt^2+γmd(x+y)/dt

           +mω0^2(x+y)


   L_(x+y)=L_(x)+L_(y)


   L_(ax)=aL_(x)


・線形系の運動の解がいくつか見つかれば、それらをみな組み合わせたものもまた
解である。

・振動の問題では得られる独立解の数は2個であるが、一般の場合には得られる
独立解の数は自由度と呼ばれる数により決まる。



・強制解にどんな自由解を加えてもやはり解である。この自由解を過渡解という。

・長時間経過後の最終的な解はひとつであるが、初期においては異なる条件に
対して異なる運動がおこる。


25-2 解の重ね合わせ

・ある特定の強制力Fa、Fbがあり、Fa+Fbの場合を考える。
・解は、それぞれの強制力を別々に考えたときの二つの解xaとxbの和になる。

 ⇒重ね合わせの理

   L_(xa+xb)=L_(xa)+L_(xb)=Fa(t)+Fb(t)


・解析方法の例
 フーリエ変換フーリエ解析
 グリーン関数


・物理の基本法則は線型である場合が多い

・変位が小さいときは多くの関数は線型で近似できる


25-4 物理学における類似

・バネ振動は電気回路における振動と類似し、対応する

・バネ振動の実験をする代わりに、電気回路に置き換えて実験、考察することがで
きる