今日で力学をひととおり読み終わった。全部理解なんかできなかったけど、面白かった。次は「光 熱 波動」へ進むとしよう。
- 作者: ファインマン,坪井忠二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/01/08
- メディア: 単行本
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第25章 線型の系とまとめ
25-1 線型微分方程式
・変数xの代わりにx+yを代入すると、xとyに関する同じ演算の和が得られ、
xにaをかけると同じ組み合わせをa倍したものが得られるmd^2x/dt^2+γmdx/dt+mω0^2x=F(t)
L_(x+y)=md^2(x+y)/dt^2+γmd(x+y)/dt
+mω0^2(x+y)
L_(x+y)=L_(x)+L_(y)
L_(ax)=aL_(x)
・線形系の運動の解がいくつか見つかれば、それらをみな組み合わせたものもまた
解である。・振動の問題では得られる独立解の数は2個であるが、一般の場合には得られる
独立解の数は自由度と呼ばれる数により決まる。
・強制解にどんな自由解を加えてもやはり解である。この自由解を過渡解という。
・長時間経過後の最終的な解はひとつであるが、初期においては異なる条件に
対して異なる運動がおこる。
25-2 解の重ね合わせ
・ある特定の強制力Fa、Fbがあり、Fa+Fbの場合を考える。
・解は、それぞれの強制力を別々に考えたときの二つの解xaとxbの和になる。⇒重ね合わせの理
L_(xa+xb)=L_(xa)+L_(xb)=Fa(t)+Fb(t)
・物理の基本法則は線型である場合が多い
・変位が小さいときは多くの関数は線型で近似できる
25-4 物理学における類似
・バネ振動は電気回路における振動と類似し、対応する
・バネ振動の実験をする代わりに、電気回路に置き換えて実験、考察することがで
きる