- 作者: ファインマン,レイトン,サンズ,戸田盛和
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: 単行本
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第18章 弾性体 メモ
18-1 ひずみのテンソル
・弾性体内部で起こることを一般的に考察する
・弾性体の任意の点の局所的なひずみは、各点における対称テンソルの成分である6個の数値を与えることで達成される。・r~=(x、y、z)の点Pにあった粒がr~'=(x’、y’、z’)の新しい位置P’に移動する。PからP’への変位ベクトルをu~とすると
u~=r~'ーr~ (18.1)
xにあった粒の移動uxはxに比例する。
ux/x=?l/l
ux=exxx
と書く。
exx=∂ux/∂x (18.2)
eyy=∂uy/∂y、 ezz=∂uz/∂z (18.3)
・伸びあるいは圧縮とずりを含む最も一般的な変形において、ひずみの状態は9個の数値
exx=∂ux/∂x
eyy=∂uy/∂y (18.7)
・
・
・exy=(∂uy/∂x+∂ux/∂y)/2
を与えることで定義される。これらはひずみのテンソルの要素。
常にexy=eyxなので、これらは対称テンソルで、実際には6個の数値で定められる。
・ひずみが一様でない場合、局所的な回転を生じ、変形が小さいならば
?ui=Σj(eij−ωij)?xj (18.10)
となる。ωijは非対称テンソル
ωij=(∂uj/∂xi−∂ui/∂xj)/2 (18.11)
であり、回転を表す。
18-2 弾性のテンソル
・応力テンソルSijをj軸に垂直な単位面積に働くi番目の力として定義する。
係数をCijklとする。Sij=Σ(kl)Cijklekl (18.12)
i、j、k、lは1、2、3・・・の値をとる。
Cijklは一つのテンソルを他のテンソルと関係づけるもので、それ自身一つのテンソルであり、4階のテンソル。これを弾性テンソルという