ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理学Ⅳ 電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

ファインマン物理学〈4〉電磁波と物性

第18章 弾性体 メモ

18-1 ひずみのテンソル

・弾性体内部で起こることを一般的に考察する
・弾性体の任意の点の局所的なひずみは、各点における対称テンソルの成分である6個の数値を与えることで達成される。

・r~=(x、y、z)の点Pにあった粒がr~'=(x’、y’、z’)の新しい位置P’に移動する。PからP’への変位ベクトルをu~とすると

   u~=r~'ーr~     (18.1)


 xにあった粒の移動uxはxに比例する。

   ux/x=?l/l


   ux=exxx


 と書く。


   exx=∂ux/∂x     (18.2)



   eyy=∂uy/∂y、 ezz=∂uz/∂z    (18.3)



・伸びあるいは圧縮とずりを含む最も一般的な変形において、ひずみの状態は9個の数値

   exx=∂ux/∂x


   eyy=∂uy/∂y              (18.7)

      ・
      ・
      ・

   exy=(∂uy/∂x+∂ux/∂y)/2



 を与えることで定義される。これらはひずみのテンソルの要素。
 常にexy=eyxなので、これらは対称テンソルで、実際には6個の数値で定められる。


・ひずみが一様でない場合、局所的な回転を生じ、変形が小さいならば

   ?ui=Σj(eij−ωij)?xj     (18.10)


 となる。ωijは非対称テンソル

   ωij=(∂uj/∂xi−∂ui/∂xj)/2   (18.11)


 であり、回転を表す。


18-2 弾性のテンソル

・応力テンソルSijをj軸に垂直な単位面積に働くi番目の力として定義する。
 係数をCijklとする。

   Sij=Σ(kl)Cijklekl      (18.12)


 i、j、k、lは1、2、3・・・の値をとる。
 Cijklは一つのテンソルを他のテンソルと関係づけるもので、それ自身一つのテンソルであり、4階のテンソル。これを弾性テンソルという