ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

偉大なる宇宙の物語

ローレンスクラウス 「偉大なる宇宙の物語」メモ

偉大なる宇宙の物語 ―なぜ私たちはここにいるのか?―

偉大なる宇宙の物語 ―なぜ私たちはここにいるのか?―

 

ローレンス・クラウス 「偉大なる宇宙の物語」メモ

第7章 宇宙は小説よりも奇なり
ハイゼンベルク不確定性原理
ハイゼンベルク不確定性原理は、観測者とは関係ない。
 観測者の測定能力に限界が生じるとは言える。


・ある粒子をわずかな領域に局所化する場合、つまり、その粒子の波動関数の最も高い山の幅をできるだけ狭くする場合、その波動関数は、わずかに振動数の異なる波がたくさん追加されることによりできる。
波動関数の振動数に関連した粒子の運動量は、ある程度まで広がっていなくてはならない。
・粒子の波動関数の最も目立つ山の占める空間がせまくなればなるほど、その最終的な波動関数を生じさせるために追加しなければならない異なる振動数の数(運動量)は大きくなる。
→ある粒子の厳密な位置をできるだけ正確に特定したいと思うほど、その粒子の運動量は不確定性を増す。


波動関数は個々の粒子に関連し、ある一定の運動量を持つ粒子にとり、その波動関数はひとつの特定の振動数を持つ。


・粒子がどんなときでも特定の位置と特定の運動量を持っていようと、それは意味をなさない。
・測定するまで、粒子は広い範囲の位置と運動量を両方とも同時に持っている。
・測定された時点で、少なくともそのうちのどちらかが、測定機器によりきめられたわずかな領域の範囲内に固定される。


・電子は半径の長さが本質的にゼロの微視的な点粒子
・電子は回転するコマのようにふるまうため、角運動量をもつ。
・物体の回転速度が速いほど、質量が大きいほど、角運動量は大きくなる。

・電子が持てる角運動量の値は二種類:上向きスピン、下向きスピン
陽電子:質量とスピンは通常の電子と同じで、電荷の符号が電子と逆。電子の反粒子


・物質と反物質は相互作用して完全に対消滅し、純粋な放射に変わる。
・なぜわれわれの世界には物質があふれていて、反物質があふれていないのか。