ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

株式投資の未来

ジェレミー・シーゲル 「株式投資の未来」メモ

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

 

 ジェレミー・シーゲル 「株式投資の未来」メモ

第2部 過大評価される成長株

第5章 バブルの罠 市場の多幸症をどう止め、どう避けるか
・洗練されたアナリストまでが、「新時代」思考にとらわれるなら、それはバブルだとみていい。
・バブルがいったん膨らみはじめたら、いつ弾けるか、だれにもわからない。


・バブルはふつう、金融市場が長く繁栄したあとに発生する。


教訓その1:バリュエーションはいつも重要
教訓その2:買った銘柄に惚れ込んではいけない
教訓その3:時価総額が大きく、知名度の低い銘柄は要注意
教訓その4:三桁のPERは避ける
教訓その5:バブルで空売りは禁物


第6章 振興の中の振興に投資する 新規公開株(IPO)
IPOに投資するのは、宝くじを買うのと似ている。
・大成功する勝者もあるが、そうでない敗者の数が多すぎる。
IPO投資家の運用成績は、市場平均を年率2~3%下回る。
・市場平均を上回る運用成績を残した新規上場企業株は、5社に1社しかない。


・新興企業は、起業家とベンチャーキャピタル投資銀行には利益の源泉となる。
・その株を買う投資家にとっては、過大な対価を払うため、そうはならない。


第7章 資本を食う豚 テクノロジー:生産性の源泉にして価値の破壊者
・経済の成長と利益の成長とは別のもの。
・生産性向上が利益を破壊し、株価の急落につながることもある。
・テクノロジーは生産性を押し上げ、一方で利益を食い尽す。


合成の誤謬
・部分的に正しいからといって、全体的にも正しいとはかぎらない。
・各社の投資判断はコスト効率を改善するので、合理的に思える。
・全体的に見ると、各社の投資が相互に効果を相殺し合うので、合理的ではない。
・投資が一巡すると、全員が資金を注ぎ込み、リターンは以前と変わらず低迷している。


・設備投資が高水準な企業ほど、運用成績が低い。
・設備投資に資源を割かない企業は、高いリターンを達成している。
・過去約半世紀にわたり、S&P500種平均を年率3.5%上回った。


・技術の進歩は、最終的に実をとるのは消費者であり、株主ではない。


第8章 生産性と収益 負け組業界の勝ち組経営陣
・最高の成績を示した企業が、低迷する業界に属している例が、いくつもある。
・こうした企業で、投資家にリターンをもたらしたのは、卓越した経営陣であり、卓越した技術ではない。
・航空業界、小売業界、鉄鋼業界