ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論

ジェフ・ホーキンス 著 大田直子 訳「脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論」メモ 

ジェフ・ホーキンス 著  大田直子 訳
「脳は世界をどう見ているのか」メモ

第2部 機械の知能

第9章 機械に意識があるのはどういうときか
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【まとめ】
・自分は存在していて意識があるという感覚を生むのは、過去にアクセスできる能力、時間を飛んでさかのぼり、また現在にもどる能力。
・人間の脳とおなじ原理で働く機械には意識があるといえる。

クオリアは純粋に物理的世界の属性ではなく、脳にある世界のモデルの属性。
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★気づき
・「意識がある」と呼ぶ状態には、その時々の自分の行動の記憶が必要。


・脳が正しく働いているとき、ニューロンは思考と行動の両方について、たえず記憶を形成する。
・活動しているニューロンが現在の経験を表現している瞬間もあれば、以前の経験や思考を表現する瞬間もある。
・自分は存在していて意識があるという感覚を生むのは、過去にアクセスできる能力、時間を飛んでさかのぼり、また現在にもどる能力。
・直近の思考と経験をリプレイできなければ、自分が生きていると意識しない。


・機械がある状態がおきたときにそれを記憶し、再生できるなら、自分の存在を気づいて意識しているといえる。


クオリア
クオリア:感覚入力がどう知覚されるか、どう感じられるかを表す言葉。
クオリアは不可解。
・すべての感覚が同じ活動電位により生成されるなら、なぜ見ることと触れることはちがう感覚なのか?
・知覚される感覚はどこから来るのか?


クオリアは脳にある世界モデルの一部>---
クオリアは主観であり、内面の経験。
・色のクオリアは純粋に物理的世界の属性ではない。
・脳にある世界のモデルの属性。
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★機械の意識
・脳とおなじ原理で働く機械には意識がある。
・現在のAIシステムはそのように働いていない。
・将来的にはそうなり、意識をもつ。