マーヴィン・ゲイ／THE VERY BEST OF MARVIN GAYE

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・マーヴィン・ゲイ

　マーヴィン・ゲイのベストアルバム。波乱万丈の人生を送った
人で、最後は実の父親に銃で撃ち殺されるという悲劇的な死を迎
えた。彼の人生はどうあれ、月並みな表現になってしまうが、曲
も歌声も素晴らしい。

②What's Going On
　スローなテンポで独特のフワフワした浮遊感のある曲。
④You Are Everything (with Dianna Ross)
　ダイアナ・ロスとデュエットしているスロー・バラード。
⑤It Takes Two (with Kim Weston)
　これはアップ・テンポのデュエット曲。
⑩Mercy Mercy Me (The Ecology)
　この曲も②のような浮遊感のある曲。環境問題をテーマにした歌。
⑪Stop, Look, Listen (To Your Heart) (with Dianna Ross)
　ダイアナ・ロスとのデュエット。これでは曲の紹介にならないが、
とにかくよい曲。
⑫、⑬、⑮、⑯、⑰はタミー・ティレルとのデュエット。

　マーヴィン・ゲイに限らず、60年代〜70年代にかけての曲は、現在の
曲のように過剰なアレンジがされておらず、音と音の間にすきまがある
ような、ある意味素朴な雰囲気があり、聴いていて疲れない。そして、
普遍性をもった、本当にいい曲が多い。