ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理学Ⅰ 力学

 昼前から晴れて暑くなった。そとへ出る気にならなかったので読書して昼寝した。


ファインマン物理学〈1〉力学

ファインマン物理学〈1〉力学

ファインマン物理学Ⅰ 力学
第13章 仕事と位置のエネルギー メモ

13-1 落体のエネルギー
・落下運動による運動のエネルギーT(K.E.)と位置のエネルギーmgh(U
(P.E.))の和は一定

   mv^2/2+mgh=一定


   T+U=一定


・3次元の場合の運動エネルギーは

   T=m(vx^2+vy^2+vz^2)/2


 これを時間について微分すると

   dT/dt=m(vx dvx/dt+vy dvy/dt+vz dvz/dt)


  m(dvx/dt)は物体にx方向にはたらく力Fxなので、

   dT/dt=Fxvx+Fyvy+Fzvz=F~・v~


・mv^2/2:運動エネルギー、

・F~・v~:仕事率

  物体にはたらく力と物体の速度との積(スカラー乗積)は、その力によって
 物体に与えられる仕事率である

 ⇒一つの物体の運動エネルギーが時間的に変化する割合は、それにはたらく力が
  消耗する仕事率に等しい


・運動エネルギーの微小変化は、力と動いた距離とのスカラー乗積である

   dT=F~・ds~


 これを積分すると

   ΔT=∫[1,2]F~・ds~


・物体が力を受けて、曲線の途にそってどんな運動をしていても、曲線の1点から
他の点にいくあいだに生ずる運動エネルギーの変化は、曲線にそった力の成分と
微小変位ds~との積を、この2店間で曲線にそって積分したものに等しい

⇒力が物体になした仕事


・仕事率は1秒間になされる仕事に等しく、また運動の方向における力の成分だけ
が仕事に関係する


・力は単位ニュートンで測り、仕事はニュートン・メートル(N・m)

・1ニュートン・メートは1ジュール(J)

・仕事率は1秒につき何ジュールかであり、これをワット(W)という


13-2 引力によってなされる仕事
・一つの物体が点1から出発し、太陽なり地球へまっすぐに落ちてくる運動を
考える

 力はGM/r^2と運動する物体の質量mとをかけたもの

   T2−T1=−∫[1,2]GMmdr/r^2


       =+GMm(1/r2−1/r1)


・(mv^2/2−GMm/r)という量を、点1、点2、あるいは他のどんな点に
ついて計算しても、それは一定であることを示す


・引力の場では、どんな途でもひとまわりすれば仕事はゼロ


13-3 エネルギーの和
・運動エネルギーは個々の物体からの寄与の和、位置エネルギーもすべての対の
間のエネルギーの寄与の和