昼前から晴れて暑くなった。そとへ出る気にならなかったので読書して昼寝した。
- 作者: ファインマン,坪井忠二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/01/08
- メディア: 単行本
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ファインマン物理学Ⅰ 力学
第13章 仕事と位置のエネルギー メモ13-1 落体のエネルギー
・落下運動による運動のエネルギーT(K.E.)と位置のエネルギーmgh(U
(P.E.))の和は一定mv^2/2+mgh=一定
T+U=一定
・3次元の場合の運動エネルギーは
T=m(vx^2+vy^2+vz^2)/2
これを時間について微分すると
dT/dt=m(vx dvx/dt+vy dvy/dt+vz dvz/dt)
m(dvx/dt)は物体にx方向にはたらく力Fxなので、
dT/dt=Fxvx+Fyvy+Fzvz=F~・v~
・mv^2/2:運動エネルギー、
・F~・v~:仕事率
物体にはたらく力と物体の速度との積(スカラー乗積)は、その力によって
物体に与えられる仕事率である⇒一つの物体の運動エネルギーが時間的に変化する割合は、それにはたらく力が
消耗する仕事率に等しい
・運動エネルギーの微小変化は、力と動いた距離とのスカラー乗積である
dT=F~・ds~
これを積分すると
ΔT=∫[1,2]F~・ds~
・物体が力を受けて、曲線の途にそってどんな運動をしていても、曲線の1点から
他の点にいくあいだに生ずる運動エネルギーの変化は、曲線にそった力の成分と
微小変位ds~との積を、この2店間で曲線にそって積分したものに等しい⇒力が物体になした仕事
・仕事率は1秒間になされる仕事に等しく、また運動の方向における力の成分だけ
が仕事に関係する
・力は単位ニュートンで測り、仕事はニュートン・メートル(N・m)
・1ニュートン・メートは1ジュール(J)
・仕事率は1秒につき何ジュールかであり、これをワット(W)という
13-2 引力によってなされる仕事
・一つの物体が点1から出発し、太陽なり地球へまっすぐに落ちてくる運動を
考える力はGM/r^2と運動する物体の質量mとをかけたもの
T2−T1=−∫[1,2]GMmdr/r^2
=+GMm(1/r2−1/r1)
・(mv^2/2−GMm/r)という量を、点1、点2、あるいは他のどんな点に
ついて計算しても、それは一定であることを示す
・引力の場では、どんな途でもひとまわりすれば仕事はゼロ
13-3 エネルギーの和
・運動エネルギーは個々の物体からの寄与の和、位置エネルギーもすべての対の
間のエネルギーの寄与の和