ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

ファインマン物理学Ⅰ 力学


ファインマン物理学〈1〉力学

ファインマン物理学〈1〉力学

第22章 代数

21-1 たし算とかけ算

(a) a+b=b+a, (b) a+(b+c)=(a+b)+c,

(c) ab=ba, (d) a(b+c)=ab+ac,

(e) (ab)c=a(bc), (f) (ab)^c=c^3b^c

(g) a^ba^c=a^(b+c), (h) (a^b)^c=a^(bc),

(i) a+0=a, (j) a・1=a,

(k) a^1=a


22-2 逆演算

(a) 加法 a+b=c, (a') 減法 b=c-a,

(b) 乗法 ab=c, (b') 除法 b=c/a,

(c) 累乗 b^a=c, (c') 根 b=√(c)^a,

(d) 冪 a^b=c (d') 対数 b=log(a)c


22-4 無理数の近似

・εが非常に小さいとき

   10^ε=1+2.3025ε


 nが非常に小さいとき

   10^(n/2.3025)=1+n


・どんな数を底数とする対数も、10を底数とする対数に一定の数をかけたものに
過ぎない


・10を底とする全ての対数に2.3025・・・を掛けて新しい対数をつくりなおした
ものが自然対数、あるいは底数e

   log(1+n)≈n(n→0のとき、e^n≈1+n)


22-5 複素数

・その自乗が-1である数をiと定義する。

   i^2=-1


・pとqを実数とすると、すべての数はp+iqと書け、複素数という。


・iという数を単位虚数、iを実数倍したものを純虚数という


22-6 指数が虚数の場合

・代数と幾何学との間には関連がある。

   e^iθ=cоsθ+isinθ


複素数を平面内に表せば、幾何学代数学に関連付けることができる。


・ある点の水平方向の位置がx、上下方向の位置がyとしてすべての複素数
x+iyをあらわす。

・原点までの距離をr、その角度をθとすると、x+iyはre^iθと書ける


     y
     ↑
     |     
     |     /|
     |     / |
     |   r/  |y
     |   /   |
     |/ θ  |
  ――――――――――――――――→x
     |   x
     |
     |
     |  x+iy=re^iθ=rcоsθ+irsinθ
     |