- 作者: ファインマン,坪井忠二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/01/08
- メディア: 単行本
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第22章 代数
21-1 たし算とかけ算
(a) a+b=b+a, (b) a+(b+c)=(a+b)+c,
(c) ab=ba, (d) a(b+c)=ab+ac,
(e) (ab)c=a(bc), (f) (ab)^c=c^3b^c
(g) a^ba^c=a^(b+c), (h) (a^b)^c=a^(bc),
(i) a+0=a, (j) a・1=a,
(k) a^1=a
22-2 逆演算
(a) 加法 a+b=c, (a') 減法 b=c-a,
(b) 乗法 ab=c, (b') 除法 b=c/a,
(c) 累乗 b^a=c, (c') 根 b=√(c)^a,
(d) 冪 a^b=c (d') 対数 b=log(a)c
22-4 無理数の近似
・εが非常に小さいとき
10^ε=1+2.3025ε
nが非常に小さいとき
10^(n/2.3025)=1+n
・どんな数を底数とする対数も、10を底数とする対数に一定の数をかけたものに
過ぎない
・10を底とする全ての対数に2.3025・・・を掛けて新しい対数をつくりなおした
ものが自然対数、あるいは底数elog
(1+n)≈n(n→0のとき、e^n≈1+n)
22-5 複素数
・その自乗が-1である数をiと定義する。
i^2=-1
・pとqを実数とすると、すべての数はp+iqと書け、複素数という。
22-6 指数が虚数の場合
・代数と幾何学との間には関連がある。
e^iθ=cоsθ+isinθ
・複素数を平面内に表せば、幾何学を代数学に関連付けることができる。
・ある点の水平方向の位置がx、上下方向の位置がyとしてすべての複素数
x+iyをあらわす。・原点までの距離をr、その角度をθとすると、x+iyはre^iθと書ける
y
↑
|
| /|
| / |
| r/ |y
| / |
|/ θ |
――――――――――――――――→x
| x
|
|
| x+iy=re^iθ=rcоsθ+irsinθ
|