ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

株式投資の未来

ジェレミー・シーゲル 「株式投資の未来」メモ

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす

 

  10年以上前に読んだ本だけど、もう一度読みたくなったのでメモっておくなり。

 ジェレミー・シーゲル 「株式投資の未来」メモ

第1部 「成長の罠」を暴く
第1章 成長の罠

 

「投機好きの大衆は始末に負えない。マーケットになにか新しい兆しがあると思えばなんだって、どんな価格でも買ってしまう。フランチャイズ・チェーンであろうと、コンピューターやエレクトロニクスのようなハイテク企業であろうと、流行の企業が目の前にあらわれると、たちまちその銘柄に惚れ込んでしまう。わが読者、すなわち賢明な投資家たちなら、もちろん、そんな馬鹿な真似はしないはずだろう。」
ベンジャミン・グレアム
「賢明なる投資家」1973年


・長期的なデータをみるかぎり、過去に際立った運用成績を達成してきた銘柄は、斜陽産業や低成長国に属しているケースが多い。
・新興企業や新興業界のリターンは、全体に冴えないどころか、数十年前に創設された老舗企業を、たいていの場合、下回っている。


・新たなテーマに熱狂し、話題の銘柄に手を伸ばす投資家は、そのたびに過大な値段を支払わされる。
・成長性を追い求めるあまり、変化が速く、競争が激しすぎる業界の銘柄を過大評価する。


・最高のリターンをもたらした銘柄は、成長産業の一員ではない。
・半世紀前に開発した汎用品に近い製品を作り続けている。
・ブランド別に展開する食品(クラフト、ナビスコ、ポスト、マクスウェル・ハウス)、タバコ(キャメル、セーレム、ウィンストン)、石油(エクソン)、清涼飲料(コカ・コーラ)など。


・1957年に指数が組成されて以来、新たに採用された900超の新規銘柄の運用成績は、平均すると当初の500銘柄のそれを下回っている。
・配当は大いに物を言う。
・長期的に高い運用成績を達成した銘柄は、たいていの場合、配当を再投資したことがその最大の理由。
株式投資のリターンを左右するのは、企業の利益ではなく、実際の増益率が投資家の期待を上回るかどうかにかかっている。
→最良の指標はPER
・新規公開株(IPO銘柄)の運用成績は、長期的に見ると、お粗末きわなりない。